ミステリ_短編

うちに三冊ある「真っ白な嘘」

「真っ白な嘘」が新訳ででたので当然のように購入。
旧訳は、昔、職場の近くの駅にあった古書店?(雑誌は新刊)で買ったんですよね。
で、後に結婚したら、夫も持っていて、うちには三冊ある状態です。

 

 

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ポケミス再読「黄金の十二」

今、本棚の整理をしています。ずっと前に読んだポケミスを再読しています。
ポケミス219→大昔。ここに収録されている短編は結構有名どころなので、他にも収録されているなとおもっていたら、

「ジョコンダの微笑」オルダス・ハックスリイ
「ほんものの陣羽織」E・C・ベントリイ

は他にもあまり収録されていないということがわかりました。
それなりに、面白いんですけど・・です。

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シャーリー・ジャクスン:なんでもなくない「なんでもない一日」

好きな作家か?といわれると、好きとは断言できないけれど、読みたい作家なシャーリー・ジャクスン。

「くじ」があまりに有名。
個人的には短編集「こちらへいらっしゃい」の「ルイザ帰ってきてルイザ」が好き。
で、今回この本も、本当は買うんだろうなと思いながら、あんまり後味悪かったらどうしようとばかりに「借りてしまいました」
いろんな作品が収録されていて、子供との話から、不気味な話とか・・・
あ、この作品「悪の可能性」、彼女だったんだ(ずっと前に、アンソロジーで読んでて作品自体は強烈に覚えているのに作者に気がつかず)とか。
「所有したいほど気に入っているか?」というと、そこまででは無いのですが、じゃあ、絶版になったら(いや、もう本は絶版になるものと思う事に)哀しいなって思うので、購入になると思います→近所の書店に行かなくては。
→借りる前に「買えよ!自分!」と思いました。

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「ソープ・ヘイズルの事件簿」

「ソープ・ヘイズルの事件簿」
この鉄道探偵(?)→「マギル卿の絵」は有名で、アンソロジーに入っていたりしていて、昔から読みたかったんですが、実際読むと「時刻表」(?)ばかりでちょっと退屈でした。

この本で良かったのは、「盗まれたネックレス」伯母のネックレスをいずれプレゼントで貰うから、ちょっとだけとナイショでパーティに持ち出した女性が、汽車のコンパートメントでネックレスをなくしてしまう。
同席していたのが、彼女が好意を持つ男性だから、言い出せない。→犯人は彼ではなく、ハッピーエンド。
ノンシリーズ 「鉄道員の恋人」鉄道員のジョージと恋人のマギーはモールス信号でやりとりしている。そのモールス信号が泥棒を捕まえるってのが良かったです。

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「バンカーから死体が」

「バンカーから死体」→タイトル通りゴルフにまつわるアンソロジー。

面白かったのは
「宿敵」 エリナー・ラリー
長年のライバルだった相手がホールインワンを出した。
自慢されて、殺意が芽生えて、よく壊れるカートに細工。
自分がホールインワンを出したその瞬間。一番見せたかった相手が(自分が細工したカートで)事故死。
誰にも信じてもらえない。

「ゴルフ精神療法」 ウェイド・モスビー (「英米超短編ミステリー50」に収録)

「のっぽのゴルファー」 バリー・ベロウン
爵位をうしなった? 義賊プロスパーもの。
この人はラッフルズモノの「公式」後継作家なので、いかにもな感じで良かったです。

きっとゴルフすればもっと楽しめたのかな

 

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「ワイン通の復讐」

やはり、ワインとなると、有名な作品が多かった気がします。

「ワイン通の復讐」 ダール「味」というタイトルで有名
「アモンティリャードの樽」 ポー
「マーマレードワイン」 ジョーン・エイケン
ホラーです(パターンとしては古典的かも)
誇張癖のある詩人ブラッカー が散歩をして他人(外科医)ディーキンズの庭に入り込み。
特性のワインをごちそうになり、あることないことしゃべる。予知能力があるとか→競馬の勝ち馬をあてる(?)
→目が覚めると、医者が一生面倒を見るから、株式市場とか教えて・・という。
★ 脚が切られている   ★

「宴の前に」  モーム →「園遊会」というタイトルの方が有名だったと。
「所得税の謎」 マイケル・ギルバート 
→「あの手この手の犯罪」に「ポートウェイ氏の商売」で収録されています

「アブサンのボトルをめぐって」 W.C. モロー
銀行強盗は大金を持っている。逃げ込んだところには、飢え死にしそうなトランプいかさま師がいて、二人は大金をかけてトランプ→二人とも死んでしまう。

「未亡人に乾杯」 クリスチアナ・ブランド
媚薬といつわった毒薬をつかったりして、「未亡人」になって優雅に暮らす女達・・・だったと思います。

「失踪」 E・C・ベントリー
トレントもの「失踪した貴族」と言うタイトルで読めます。

「ハイボールの罠」 クレイグ・ライス 
マドラーに毒を塗った

「競売前夜」 ジョルジュ・シムノン  ・・・忘れました。シムノン苦手なんです。
「ディナーで殺人を」で読めるはずなので・・・
「ワイン探偵ベリング」  ローレンス・G・ブロックマン
ワインののみごろで犯人(なりすまし)を→「別れのワイン」を連想
「最後の一瓶」 エリン

お酒に関するミステリって、かなり有名どころが多いのかな?と思ったのですが、
既読であってもタイトルがかなり違うというのがこのアンソロジーの特色のような・・・

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「本の殺人事件簿」

これは2冊ものだったんですが、どういうわけか〔Ⅰ〕は好みにあわなかったです。
一応列記します。こんなに感想が違うアンソロジーも珍しいと思いました。

『本の殺人事件簿〔Ⅰ〕 ミステリ傑作20選』    バベル・プレス

1  「ボディ・ランゲージ」    ビル・ジェイムズ
2    「作家とは……」       ロバート・セネッデラ
3    「パルプマガジン・コレクター」     ビル・プロンジーニ
4    「 ジェーン・オースティン殺人事件」    ミシェル・ノールデン
5    「マクベスの謎」     ジェイムズ・サーバー →いや、これは別格
6    「犯罪作家とスパイ 」   エドワード・D・ホック
7     「ハラルド警部補と『宝島』の宝」     マーガレット・マロン
8      「大いなる遺産のゆくえ」     ジョン・ネルソン
9      「ザ・ヒット」    マイクル・Z・リューイン
    ・・・これはちょっと面白かったです。
      女性が車中でミステリを読んでいると、作者だという男が、同席を求めていろいろ
      話しかけてくる。彼女は彼を追っ払うために、誘惑して、
      トイレで待っていてすぐおいかけるから→で、本を読む。
10     「ウッドパイルの秘密」     マイクル・イネス
11     「女の声」     ジョゼフ・ハンセン
         

『本の殺人事件簿〔Ⅱ〕 ミステリ傑作20選』

1    「八月のエイプリル・フール」     カール・マーティン
小説家志望の仲間(?)が話をつくる要領で「完璧な強盗計画」を作る→みんなで実行しちゃう→もう一度やろうと言い出す仲間がでてくる→一人が小説(「八月のエイプリルフール」)で実名でこの計画を書いていた→もうじき捕まるはず・・・

2   「ブルーベルの森で」    ジュリアン・シモンズ
母が家から出て行きその後事故死。本に夢中は青年は、税関に勤めて、現実世界とは接点がない。そのうち同僚にグウィンという女性を紹介された。
彼女はギネヴィア・・・・
実は、これは彼を密輸の仲間にしようとする罠。彼はそれにすら気づかず
実はこれはしくまれていて 密輸の片棒を
彼はそれにきがつかず 彼女の荷物を摘発してしまう。彼には「仕返し」がと同僚から告げられる。
彼は、自分はギネヴィアに手をとられてブルーベルの森での中で眠りにつく運命と思う。

3   「ウィリー最後の旅」     ドナルド・オルソン・・・これは良かったです。
私は売れない小説家。同じアパートに金持ちのウィリーがいて、彼は私の好意をあてにする。費用は持つけど私に服を選ばせたり、そんな中、無神経なウィリーへの殺意が。
彼の婚約者のモニカは旅行中。私はウィリーを殺して一人メキシコへ行こうとする。
空港でモニカに出合う。→そして、ウィリーはとても感謝していて私を驚かせて一緒にメキシコに行ってと、ウィリーの手紙を手渡す。(本当はここにウィリーもいるはずだった)
私は飛行機に乗って、おりる時にはつかまると覚悟しつつ、つかの間楽園に出かけるのと夢見ている。

4   「竜の頭(ドラゴン・ヘッド)の謎をめぐる知的冒険」     ドロシー・L・セイヤーズ
ピーター卿の甥ガーキンズがみつけた古本に海賊の秘宝の謎が。。。

5   「ダシール・ハメットを捜せ」    ウィリアム・ブルテン
富豪の賭で、図書館に「マルタの鷹」が隠されている。さて。

6    「チズルリグ卿の遺産」     ロバート・バー
伯父の遺産を探す青年
てがかりは「冶金」の本
金箔を壁にはって・・・壁紙をはる。

7   「銅の孔雀」     ルース・レンデル
これは既読でしたが、改めて読むと「深い」です。
作家のバーナードは友人ピータが外国に行く間に、その仕事部屋をかりる。
ピータがたやとったお手伝いさん:ジュディ。
料理が上手で聞き上手で。なんとなくバーナードは楽しい。
ジュディがバーナードに「孔雀のしおり」をプレゼントする。
それがあまりにも悪趣味だったので、使う気にならない。なんとなく気まずい。
と思ったら、ジュデイが恋人に殺された。実はDVをうけていて、ピータには相談していた。バーナードは何もしらずにいた自分をせめた。孔雀の栞は妻が邪魔だと捨ててしまっていた。

8    「アルバート伯父と「ホームズ師匠」」  ペネロピー・ウォーレス(エドガー・ウォーレスの娘)
伯父さんホームズファン。パーティで宝石が盗まれて伯父さんは「ホームズ師匠」の推理にしたがってとんでもない迷推理を→警察がちゃんと「指紋」から割り出す→伯父さんは「師匠」も指紋の重要せいは認識していたと、強がりを。

9   「最後には微笑みを」     ローレンス・ブロック
これもすごく良かったです。
ティム(ぼく)は、好きな作家ピート(後で分かるけど余命いくばくもない)が「話し相手募集」の広告を出したので応募して、住み込む。
町で、レイチェルという女性が事故で死亡。
ピートはあれは殺人だ。レイチェルは夫ディーンにかくれて浮気をしていた。浮気相手のサーマンが殺したんだと。
自分はハッピーエンドばかり書いて、評論家から現実をみていないと言われ続け、書くのをやめた。で、今はやるべきことをやる。
ピートはテープでディーンの声を合成して、サーマンに「すべて知っているぞ」って電話をかけて。サーマンの自殺を期待した。
しかし、結果は、ディーンに知られたとおもったサーマンはディーンを殺して、それが見つかって捕まる(死刑になる)
ピートは、私はろくでもない作家の上に、ろくでもない人間だ。彼らを思い通りに出来ると思っていた。でもそのせいで・・・

ぼくはピートの元を去り、しばらくしてピートの死を新聞で知る。
ぼくは今まで好きだった先生の作品が好きでなくなった事に気づき、みんなのために泣いた。

印象的でした。

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「世界推理小説名作選」 日本リーダーズダイジェスト社 ペガサス叢書

日本リーダーズダイジェスト社/ペガサス叢書のラインナップはバラエティに富んでます。
1  「赤い風」    レイモンド・チャンドラー
2  「バスカビル家の犬」    コナン・ドイル
3  「支払い延期」     C・S・フォレスター
4  「腰抜け連盟」     レックス・スタウト
5  「猟人の夜」    デイビス・グラブ

3,4が分からなかったのですが、調べた結果

3 「終わりなき負債」というタイトルで出ています。

主人公:ウィリアムは、金に困っていた。たまたまオーストラリアからやって裕福な甥がやって来た。甥を殺して(その描写はない)金を手に入れる。
金の苦労がなくなったはずだけど、(血のついた服をみられちゃいけないと)妻に通いの洗濯女はクビにして自分で洗えとか、生活が荒んでいき、破滅する。
最後に妻が自殺するんだけれど、それが彼のせいにされてしまい死刑となる。
(甥殺しは発覚していない)

4 「狩人の夜」→映画にもなっています。
幼い兄妹が(父親が銀行強盗で死刑)大金の行方をしっている。
二人をつけねらう・・・

です。
このセレクトはかなり○だったんですね。
でも、ちょっとバラエティありすぎ。

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現代ミステリーの収穫 シリーズ

扶桑社のシリーズ

1~3は流し読みしたせいか、あまり気になるものがありませんでした。
現代ものって基本的に暗い雰囲気が多くて。
1「ケラーの療法」2「壁」
3「ロスト・コースト」

4 「馬にのったケラー」・・・これはけっこう面白いのがありました。
「なくてはならない兄弟」ブレンダン・デュボイス
殺し屋の弟が、感謝祭に実家に戻る。
彼にとって実家だけが大切なもの。
兄(警官だけど借金で苦境)のために、「ただで仕事をする」
ママは「おまえがやっつけるのは悪いヤツだけだと言って、一度しか聞かないから」と言って、息子を送り出す。

「テニスコート」ブレンダ・メルトン・バーナム
老婦人が回想する家のテニスコートにまつわる悲劇。
その家はドイツ系で、戦争中にも周囲から孤立していた。
姉が恋人と駆け落ちしようとして、恋人は父に殺されて造成中のテニスコートに埋められた。
姉は妊娠していて自殺。母ともう一人の姉は父を船の事故にみせかけて殺す。
そして今、テニスコートから「彼」が発見される。

「目には歯を」ジャスティン・スコット
身内を殺された少年が相手を殺そうとするが、主人公は犯人の鞄にに銃をいれることで仕返しをする。
出少年は犯人に、銃を入れたのは自分だと伝える。
どうしてと聞くと、俺がやった事をしらなくちゃ正義とはいえないと返事があった。

「奈落の底から」 ビル・プロンジーニ
家に入った強盗を殺してしまった妻。
実は自分を虐待した夫を殺してうた。彼女は、島の警察が犯罪に詳しくないことを頼みにして、強盗が夫を撃って、自分が反撃したと言うつもりになる。
そうやって、この奈落からはい上がろうと思う。

いけないクセなのですが、このシリーズを集中的に読むってやってしまうので、暗いとつかれてしまう。
これが、クラシックものだと大丈夫なのですが、現代ものだと。。。(って、最近の「本当に現代物」ってこの比ではないんですけど)

ついでに「EQMM90年代ベスト・ミステリー」

「双生児」・・・達者な作品ぞろい

「ダヴィデを探して」  ローレンス・ブロック  ・・・これは名作
「双生児」  ジョイス・キャロル・オーツ  ・・・これも怖い
性格がちがうそっくりな双子の近親憎悪→ジョイス・キャロル・オーツにかかるとこんな名品に。
「クロンク夫人始末記」  ピーター・ラヴゼイ  ・・・○
「ヒマラヤスギの野人」  ダグ・アリン 
戦争でケガをして山にこもっている男が事件に巻き込まれ、正当防衛で悪人を射殺。
保安官は彼を助けようとするが、彼は「あんた(保安官)を助けるには、来た時にはすべて終わった。来た時には死んだいた」事にするように、あんたも命を狙われると、国境をめざして逃げる。保安官は彼を追うべきと思っていたが、ふと、そこに残された「自省録」を読み始める。
「善行」  ヴァル・マクダーミド  ・・・驚き!おどろおどろしくないマクダーミド
「ドードーは死んだ」 コリン・デクスター  ・・・有名
「つぎはお前だ」  エド・ゴーマン 
家にはいってきた泥棒を殺した男たち(正当防衛じゃなくて)→で、一人一人と殺されていく。その復讐におびえている。

「夜汽車はバビロンへ」
「ロンドン・ノワール」  ・・・この2冊は対象外でした(苦)

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PWA+シスターズ・イン・クライム傑作選 1,2

いくつかご紹介

傑作選1「メアリードアを閉めて」

「セックスと暴力」  ナンシー・ピカード 
どうしようもないけど魅力的な男ロスと別れて結婚して離婚したエイミー。
ロスがヨーロッパで自動車事故で死んだと聞くが、信じられない。
きっと彼はお金を横領して生きていると、彼を捜しに行き、彼を見つけて、彼に殺される。

「なすべき仕事」  ジャン・グレイプ 
病気の夫は、妻子のために自殺しようと思うが勇気がない。妻に手伝いを求めるが拒否され、前妻に協力を求める。
どちらの女が撃ったのかは分からない。お互い相手をかばう。

傑作選2「隠れ家」

「ルイーズ」 マックス・アラン・コリンズ 
ルイーズというタイトルから連想するのはモームに出てくる身勝手な母親。
ここでは、娘を虐待する母親から娘を逃げている父親の話が。
ルイーズが母子どっちの名前か忘れました。

「この父にしてこの娘」  サンドラ・スコペトーネ 
似たストーリーは他のアンソロジーにもあります。
母を見殺し(事故現場で助けなかった)父の心臓発作を見殺しにした娘。
その事故の思い出が時間がたつにつれて明らかになって、父が死ぬ前に確かめよう(決着をつけよう)と思うのでした。

このシリーズはやはり「強い女」というか、「世の中」を感じさせる作品がそろってました。

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