イギリス・ミステリ傑作選 あれこれ

全部揃いでもっていますが、再読。
アメリカ探偵作家クラブ傑作選との大きな違いは、アメリカの方は「主題」があること、イギリスは「年」での傑作選だということで、そのせいで、「アメリカ」の方は趣向があって、楽しめるが、イギリスの方は、私にとっては「当たり」(「探偵をやってみたら」とか「伯父さんの女」とか)の時と「はずれ=暗いなぁ」というのがあるってことです。

概して、アメリカの方が娯楽というか「さあ、楽しんで」って感じがあって、イギリスは「質の高い作品を提供してますよ」って感じです。
ポケミスにも「現代イギリス・ミステリ傑作集」1-3があります。これも質は高いけれど、やや暗めかなって思う部分があります。傑作集に関しては、またご紹介します。

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リレーミステリ「漂う提督」

「リレー」つながりですが、もう今は廃れた(?)ミステリに「リレーミステリ」があります。
複数のミステリ作家が、「リレー童話」(?)形式で、ミステリを書いていく。
「共著」ではないので、相談なし。
→それって「まとめ」の作業が大変ですよね。きっと。
漂う提督は、クリスティー、セイヤーズ、チェスタトン、クロフツ、バークリーなどなどそうそうたるメンバーで書かれています。 

一応「背表紙の作者:クリスティー他」になっているはずなんですが、クリスティー文庫にこれ入ってないような気がします。

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恋のロンド ポーラ・ゴズリング「ブラックウォーター湾シリーズ」

ポーラ・ゴズリング(この前ポケミスチェックしたら結構絶版だったん)は、基本的には明るい作風で基本的にはハッピーエンド(?)(殺人事件にハッピーエンド?とつっこまれると困りますが)なので、結構、お気楽に読める作品が多いです。

で、シリーズキャラクターにジャック・ストライカー警部補、マット・ガブリエル保安官がいるのですが、このシリーズを個人的に恋のロンド形式と名付けています。

ストライカー:「モンキー・パズル」で登場(ある人物と知り合う)→「殺意のバックラッシュ」(ストライカー+ある人物)→「ブラックウォータ湾の殺人」(ストライカー警部補がブラックウォーター湾に遊びに来て事件に遭遇&その土地の保安官がマット)→「ハロウィーンの死体」(マットもの)→「すべての石の下に」(マットものただし、窮地のマットを前作の登場人物が助ける)→「死の連鎖」(ストライカーもの)

作品の特徴として、前作の登場人物が次の作品で重要な役割を果たす。毎回新しい恋人たちが登場する。基本的に恋愛はハッピーエンドになる。
恋のバトンが次々と渡されていく感じがあります。

映画「輪舞(ロンド)」は、恋の悲喜劇(?)ですが、こちらは(殺人事件は別として)恋愛に関しては、ロンドというより、リレー形式といった方がよいかもしれません。

筋もしっかりしているので、安心して読んでいられる作品です。

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そういえばこんな本も「ミステリー風味ロンドン案内」&シャーロック・ホームズ本

職場の人が夏休みにロンドンに行くというので(すでに何回か行っているとのこと)、普通の観光地ではないところに行きたいというので。
私の知っているロンドンは前の世紀(って 20世紀です)&古いミステリに紹介されているロンドンしかしりませんって念押しして、色々本を貸してみました。

「ミステリー風味ロンドン案内」1,2→これって、ミステリに出てくる名店とかのっているんですよね。読んだ時は、身の程しらずにも○○で買い物したい等と思いました(汗)

「シャーロック・ホームズへの旅」(ロンドンじゃないかも?)→これをたよりに、大昔にべーカー街の駅で、ホームズ柄のタイルと写真をとりました。

「シャーロック・ホームズの見たロンドン」など
あーこれじゃ、19世紀ばっかりかもしれない。

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TVってスゴイ「海のエジプト展」

初日の夜に「世界ふしぎ発見」で放映。
なにも、いきなり放映しなくても(行く予定だった)と、やりくりしていきましたが、TVの影響で、混んでました・・・・・

個人的な感想としては「イベント」として楽しめるけど、遠くから来ると大変かも・・・です。
カフェでエジプト料理を出しているので、せっかくと思ってトライしました。
ちょっと辛い(私辛いの×なんです)
会場では「クレオパトラが・・・」って説明があって、すっかり、エリザベス・テーラー主演の「クレオパトラ」とか思い出していたのですが、カフェで流れる音楽は、たぶん(今のエジプト音楽なので)イスラム系の音楽。そのギャップがきっとエジプトに行くと、こうなんだろうなと思わせました。

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ラリック展補足「東洋と西洋の文様」

ラリック展の補足です。
展覧会には着物好きな友人と一緒に行きました。(あ、会場にあったエールフランスの機内誌によるとラリックはやはり当時から「大きすぎ」って批判はあったそうです。もちろん支持者もいました)
二人の感想で「雀が可愛くない」(写実的?にしてはちょっとふくらんでいるような)→日本の文様(たとえば「ふくら雀」)の単純化&「可愛らしさ化」というのは群をぬいているのではないか?
ガラスのツボ(だったか?)菊が描かれていたのですが、日本だったらもっと「流麗に描く」もっと「文様」として描くわけで、ラリックの菊は、「文様」的な観点からすると、やや、花びらが太く感じるわけです。
あと、「見立て」という感覚は、「見えるものに対して」はあるでしょうけど、「見えないもの」に対しては、(おそらく)西洋の文化ではないんだろうなと思いました。
(「留守文様」・・・関連するものを描いて、「対象を暗示」なんて、考えつかないだろうな・・などなど)

そこから、家紋に思いがいたりまして、日本の紋というのは、昔に分家で変形させるとか、「遊びを加える」なとどいう事はあっても、基本ラインは変わらない。
西洋の紋章は、追加があって、どんどん変化していく。その紋章を見れば、どの時代の紋章か分かるなどなど
文化の違いを感じました。

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思い出の福音館の童話シリーズ

「カナリア王子」は新刊で買い直し(もっていると思ったら、見あたらなかったんです)しましたが、ポーランドの詩人フィツォフスキ編(再話)のジプシーのむかしばなし2冊は、1冊して復刊になってませんでした。

「太陽の木の枝」(こっちが再版)と「きりの国の王女」です。
主人公のジプシーが苦難の旅の後、幸せを手に入れる形式が多いです。

「太陽の国の王様」「雲の国の王様」「きりの国の王様」といったキャラクターも出てきます。
「ジプシーの宝は旅をすること」といったセリフや、「きりの国の王女さま」は「愛」を知りたくて人間の世界にやってきたとか、印象的な話が沢山あります。
この本も、子供の時に大好きでかなり読み混んで、汚してしまったので、再刊してたら買ってもいいかなとおもっていたのですが・・・1冊しかでていないので、今はやめています。

図書館には2冊あると思いますので、興味のある方はどうぞ。
ちなみに、わたしはてっきりこれはイタリアの話だとおもっていたんです(カナリア王子がイタリアだったので)今回、確認したら編者はポーランド人ってことでちょっと驚きました。

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やっぱ背表紙は「おじさんマーク」とかhmがいいなぁ

早川の目録をみていたら 表紙が「hm」(mは上付)でした。
手持ちの文庫の背表紙をみてみると、昔に買った物はhmですが、最近(っていつ?)の本はHM-番号になってます。

創元も昔は、おじさん(?)マークとか、ネコマーク、時計マークとか、分野ごとにマークがついていたんですが、なくなってしまって、「趣がないなぁ」と思ってしまいます。

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あ~こんなに絶版! 早川文庫、ポケミス目録

先日、地元の書店で「ポケミス在庫僅少フェア」を開催→喜びいさんでいきました。
が、しかし、ここ10年くらいは復刊フェアは、こまめにチェックしているので、収穫なし(涙)

その時に、早川の文庫とポケミスの目録をもらって帰りました。
で、中味をチェックしたのですが、当たり前ですが、かなりの絶版(品切れ?)と言えばよいのでしょうか、かなり「抜けている」んですよね。
これは「絶版」という書き方ではなく、目録から抜けてしまうので、(はい、ポケミスの一覧は別に購入してはいますが)何がなくなっているのか?誰が今、消えた探偵、作家なのかってわかりにくくなってますよね。
シリーズ全部が消えるってこともあるような・・・・

いつか、なにかのきっっかけで復刊?ということもあるんですが、よほどの名作とかなにかがきっかけで復刊されないと、このまま「消えゆくシリーズ」は多いだろうなと思います。
主人公は同じだけど、基本単発ものならまだしも、ある程度、長いシリーズだと、1作だけ残っている(まったくないよりはマシ)ってのもつらいですよね。

でした。
創元とか、ほかのものをチェックしていないので、ちゃんとは言えないですが、
やっぱり「クリスティー圧勝」って感じです。

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童話「銀の国からの物語」

これはもう絶版になってしまった童話です。(学研から出ていました)
チャールズ=J・フィンガーが南米で収集した童話集です。

魔女に育てられた昼を知らない娘と、夜を知らない青年二人が魔女から逃げ出す話。
幸せに暮らしていた「おとなし族」が争いに巻き込まれそうになり、戦う事を知ってしまうと、やがては、自分たちで戦うようになると。遠い土地に逃げ、グアナコ(動物)に身を変えて、谷間でひっそりと暮らす。そのグアナコが死ぬと、その魂は青い花になる。

「おとなし族」が死に絶える時に、争いを好む人間も滅びる日が来る・・・・

「魔物」とそれに立ち向かう(闘いという感じではなく)人間が描かれています。
昔話は、よく恋物語が多かったりするのですが、この本にも恋物語はあるのですが、どちらかというと、「人間」を描いている本でした。

アマ○ンでも見つからないので、かなり知られていない童話だと思います。

なんとなく心に残る話ではありました。

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